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2024.02.29

収益物件売買と管理会社


皆さんこんにちは。春の花粉は割と大丈夫な花粉症の「サカモト」です。

アイケンジャパンブログでもお話しているのですが、日経平均が史上最高値を更新し、

割と世間は好景気のようです。

株式取引に資金が流れて、不動産投資の市況は冷え込んでいるかと言えばそうではなく、

収益物件を、売りたい話、買いたい話は、私共ATMリアルエステートにも頻繁に頂いております。

特にグループ会社であるアイケンジャパン施工のアパート売却のご相談を頂いた際には、

どの会社よりも物件の価値について購入検討者様へアピールができますので、

高額でのお取引を見込むことができます。 

 

さて、我々が、収益物件の売買のお手伝いをする際の重要なポイントとして、

精度の高い重要事項説明書を作成することが挙げられます。

建物の適法性は保たれているか?増築改築部分は、登記されているのか?

再建築を行う場合に同じ建物を建てることができるのか。

前面道路の権利関係はしっかり保たれているのか。

いわゆる物件調査はしっかりと進めていなければなりません。

 

これとは別に、物件の運用がしっかりとなされているかは、収益物件の肝であり、

そこに表題の管理会社が登場してきます。

管理会社は、売買契約時に賃貸契約書の内容把握、保証会社加入の有無、場合によっては、

入居者の家財保険加入の有無、改修工事履歴等の資料、これらをつぶさにお伝えする必要があります。

加えて、入居者同士のトラブル(騒音等)が進行しているか否か、要注意入居者がいないか等も

お知らせする必要があるでしょう。

アイケンジャパンの施工物件の場合、当社仲介部門と管理部門がグループ間で情報共有しているため、

仲介業務を行う際に、物件について詳細でしっかりとした情報が買主様へ伝えられます。

 

基本、管理会社は物件について様々なトラブルに見舞われながらも日々オーナー様の為に

業務を行っている分、オーナー様が自社を差し置いて他の会社に売買仲介を依頼されること自体が、

あまり良い気分となりません。

そんな中でも仲介業者によっては、かなり横柄な態度で情報開示や書類手続きを求めてくるケースが

あります。横柄な会社が情報開示を早くしろ!オーナーが言っているので直ちに行え!等と言われて、

管理会社は丁寧に仕事をできるでしょうか。

重要事項説明が不十分で思いもよらぬトラブルが物件の引渡し後に発生することがありますが、

内容によっては契約の違約解除に該当することもあります。解除をするにしても、買主が、

融資を用いていた場合、若しくは、売主が、借り入れた金員を返済してしまっていた場合等に、

買わなかった状態に戻すことはできるのでしょうか。

以前の案件ですが、当方の仲介業務で他社様管理物件にてお取引させて頂いたところ、

騒音のクレームで入居者同士のトラブルが長期間にわたり継続していたことが、引き渡し後に

発覚しました。なかなかの要注意人物で器物損壊や警察を呼ぶ事態にまで及んでおりました。

売主様買主様のご理解があり、なんとか解決をしましたが、お客様にとって

後味の悪い取引であったことは間違いありません。

当方としては管理会社様へしっかりとヒアリングさせて頂いておりましたが、担当者様のところで

しっかりとした調査内容を教えて頂ける準備が無かったのが問題でした。

 

我々仲介業務従事者にとって、物件について管理会社に尋ねて正確な情報が出てこないことが

最も恐ろしい事態です。当社がご縁あって他社様の管理物件の売却相談を受けた場合は

腰を大変低くして管理会社様にお伺いさせて頂いております。また、できる限り管理をその管理会社様

で継承頂けるよう努力する指導もしております。

しっかりとした説明は、買主様に安心を与え、引き渡し後のトラブルが無いことは売主様へ安心を

与えますので、これからも妥協することなくしっかりとした調査を進めて参ります。

 

ホントに何年やっても不動産仲介業務は難しく厳しく辛い業務だなと思います。

しかし、様々なリスクについて把握しそれも踏まえたうえでお話が無事に進み、最後に売主様、

買主様より「よかった。ありがとう。」と言っていただけたときの喜びが難しさ厳しさ辛さを

吹き飛ばしてくれます。

引続きアイケンジャパンのアパート売却の際はATMリアルエステートへご相談をお願いいたします。

その他の案件も全力でお手伝いいたしますのでご相談ください。

今後ともよろしくお願いいたします。

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